HPI チャレンジワールドファイナルズ2003 中国・四国・近畿大会

2003年5月5日(月)、京都府右京区の嵐山・高雄パークウェイサーキットにて「HPI チャレンジワールドファイナルズ2003 中国・四国・近畿地区大会」が開催されました。絶好の天候に恵まれた嵐山は、ゴールデンウイーク中とのこともあり多くの見学者が見守る中でのレース開催となりました。今年の「HPIチャレンジワールドファイナルズ2003」は、10月に米国ラスベガスで開催される世界選手権に参加する日本代表選手の選考会を含めた3ステージレースで、地区大会、日本代表決定戦を勝ち抜いた選手にはラスベガスで世界戦を戦うためのチケットが用意されます。既にヨーロッパ、米国でも各国代表選手の選考会が始まっており、世界中のドライバーが夢の舞台ラスベガスを目指してしのぎを削っています。また、HPIチャレンジワールドファイナルズのレースでは、世界共通のレギュレーションを基本として実施されており「コントロールモーター」、「コントロールタイヤ」、「コントロールフューエル」の採用による徹底したイコールコンディションが特徴の大会です。
日差しが暖かくなってきた5月、いよいよ日本国内の地区大会が始まりました。まずは、日本国内の地区大会でも激戦区の一つとして予想されていた中国・四国・近畿地区大会です。レースでは、多くの実力派ドライバーが参戦し、まさに実力伯仲の戦いとなりました。開催されたEP1/10スケールストッククラス、EP1/10スケールプロクラス、GP1/10スケールストッククラス、GP1/10スケールモディファイドクラスの4カテゴリーにおいて、地区チャピオンとしてふさわしい実力派ドライバーが、日本代表決定戦への切符を手にいれました。




エレクトリックパワード1/10スケールストッククラス
予選は1周のベストラップ方式で行われました。実力伯仲となったストッククラスは、予選から激しい順位争いが展開されました。この日のレースで用意されたコントロールモーターはHPI製の23T。コントロールプラクティスの後に予選1回目が開始されました。予選一回目で暫定TQを獲得したのが神奈川県から参加の林選手(HRF)。本レースに合わせて拡張されたコースも上手い走りで対応し、2位に0.127秒差をつけての暫定TQ。ただしTOPから4位までの選手が1秒差以内で、誰がTQに踊り出てもおかしくない予選となりました。予選2回目の開始と同時にタイムを刻んできたのが滋賀県の中久保選手(チーム太治)と徹夜勤務明けで参加したと言う京都府の奥野選手。そして各車が次々とタイムを縮めていく中、クリアラップで一気にタイムを縮めてきたのが、愛媛県から出場の石渡選手(BIG+3)。前日からの練習の成果を見事発揮し愛媛県の石渡選手(BIG+3)がTQを獲得しました。
 決勝Aメインは5分間の周回レースです。スタートと同時に抜け出したのがTQスタートの愛媛県の石渡選手(BIG+3)。PRO3に黄色のエスクードボディーを乗せたTOPのマシンを、実力者揃いのドライバー達が激しいバトルを展開しながら追走します。その結果、終始安定した走りでTOPを守った石渡選手(BIG+3)が、そのままゴール!中国・四国・近畿地区の地区チャンピオンを決定するとともに、日本代表決定戦の招待状を手にしました。2位と3位にはそれぞれ神奈川県の林選手(HRF)と滋賀県の中久保選手(チーム太治)が入り、日本代表決定戦の出場権を獲得しました。


林選手 石渡選手 中久保選手


迫力あるエスクードのボディーは、
一般のお客さんの注目でした。




エレクトリックパワード1/10スケールプロクラス
予選は1周のベストラップ方式で行われました。この日のために用意されたコントロールモーターは10T。広大なサーキットに心地よいモーター音が響き渡ります。予選一回目、見事暫定TQを獲得したのは香川県の植田選手。京都府の山内選手(チームタイチ)がわずか0.081秒差で2位につけます。予選2回目のスタートです。ここで一気にタイムを縮めTQに踊り出たのが予選一回目で2位につけていた京都府の山内選手(チームタイチ)。その直後、滋賀県の小出選手が自己タイムを0.3秒更新してTQを獲得します。激しいTQ争いに終止符を打ったのは予選一回目で暫定TQの香川県の植田選手。自己タイムを一気に0.5秒縮めるスーパーラップでプロクラスのTQを獲得しました。
決勝Aメインは5分間の周回レースです。スタートと同時に抜け出したのがTQスタートの香川県の植田選手。しかしその後方0.8秒以内に4台が追従します。上位4台とも自己タイムを更新するタイムでラップを重ねていきます。8週目にTOPを猛追していた滋賀県の小出選手が痛恨の接触で7秒のロス。それにより滋賀県の小出選手と神奈川県の林選手(HRFの間で、日本代表決定戦の座をかけた3位争いが始まりました。5分間のコールと同時にゴールに滑り込んだのは、TQから逃げ切った香川県の植田選手!中国・四国・近畿地区の地区チャンピオンを決定するとともに、日本代表決定戦の招待状を手にしました。2位には2週目のタイムロスが仇となってしまった京都府の山内選手(チームタイチ)、3位には激しい1対1のレースを制した滋賀県の小出選手が入り、日本代表決定戦の出場権を獲得しました。本大会で台風の目となった四国のドライバーに会場からは大きな拍手と歓声が贈られていました。


 山内選手 植田選手 小出選手

ダッジストラトスをショートカットぎりぎりで猛追するエスクード。




ガスパワード1/10スケールストッククラス
コントロールフュ−エル、コントロールタイヤを使用し、12R及び15FEエンジン無改造規制がされているガスパワード1/10スケールストッククラスは、GPレーサーの登竜門。イコールコンディションと20分の決勝レースは、ピットクルーとのコンビネーションが問われるレースとなりました。
予選は1周のベストラップ方式で行われました。スタート2分前のコールと同時に始動されたエンジン音と、その迫力にコースわきの見学者からどよめきが起こります。そんな中開始された予選一回目、暫定TQを獲得したのは、赤と白にペイントされたダッジストラトスボディーの愛知県の古橋選手(風月堂)。2番手には、愛知県の長崎選手(風月堂)が0.6秒差で2番手。一騎打ちの戦いとなりました。予選2回目に入っても、TOPと2番手の差は縮まりませんでした。その結果、暫定TQの愛知県の古橋選手(風月堂)が自己タイムを1秒縮めてTQを守りました。
決勝レースでは、2台のマシンがスタートから激しいバトルを展開しました。コーナーごとで繰り広げられるTOPをかけた2台の接近戦に、フェンス越しからどよめきが起こります。ドラマは突然とやってきました。スタートから13分を経過した32周目に、予選TQスタートの愛知県の古橋選手(風月堂)がまさかのエンジンストールで、84秒のロスです。その間に愛知県の長崎選手(風月堂)が差を広げ、そのままTOPでゴール!中国・四国・近畿地区の地区チャンピオンを決定するとともに、日本代表決定戦の招待状を手にしました。2位にはエンジンストールが仇となってしまった古橋選手(風月堂)が入り日本代表決定戦の出場権を獲得しました。


古橋選手 長崎選手 佐藤選手(不在)

GPのレースが始まればピットクルーも真剣です。





ガスパワード1/10スケールモディファイドクラス
コントロールフュ−エルのみを制限し、エンジン、タイヤを無制限としたモディファイドクラスは、ハイスピードの激しいレースになりました。予選一回目、長いストレートとテクニカルなインフィールドにコース変更した嵐山・高雄パークウェイをリズム良い走りで暫定TQを獲得したのは、大阪府の泉尾選手(富士通OAP)。しかしその後ろには0.5秒差で4台がひしめき合い、レベルの高いレースが予想されます。予選2回目、ここで一気にタイムを縮めてきたのが、和歌山県の刀祢選手(富士通OAP)。予選一回目の大阪府の泉尾選手(富士通OAP)が出したタイムを0.021秒上回り暫定TQを獲得。その直後にスーパーラップを叩き出した大阪府の泉尾選手(富士通OAP)がTQを獲得しました。
決勝レースは、激しいサバイバル合戦となりました。スタートこそ全車きれいに周回を重ねたものの、予選3番手の好位置からスタートした兵庫県の藤本選手(富士通OAP)が、4週目で痛恨のリタイヤ。続いて予選2番手スタートの和歌山県の刀祢選手(富士通OAP)までもがトラブルで2分55秒のピットストップ。続いて兵庫県の川合選手(M'sガーデニング゙)もリタイヤし、TOPドライバーが次々と脱落していく中、着実に安定した走りで順位を上げたのが予選4位からスタートの地元京都府の小鴨選手。一時は順位を落とした和歌山県の刀祢選手(富士通OAP)と2位争いを展開します。このサバイバル合戦に終止符を打ったのは、トラブルに見舞われながらも決勝でもハイペースを崩さなかった大阪府の泉尾選手(富士通OAP)。TQから20分間逃を走りきり、そのままTOPでゴール!中国・四国・近畿地区の地区チャンピオンを決定するとともに、日本代表決定戦の招待状を手にしました。2位には着実に順位を上げていた京都府の小鴨選手、3位には和歌山県の刀祢選手(富士通OAP)が入り日本代表決定戦の出場権を獲得しました。


小鴨選手 泉尾選手 刀祢選手

緊張の一瞬です。



レース終了後は、HPIチャレンジ恒例とも言える大抽選会が行われました。ナイトロRS4 3SS、スーパーRS4のキットを含めた豪華な景品が用意され、参加者全員に渡されました。
今年から始まった「HPIチャレンジ2003ワールドファイナルズ地区大会」で日本代表選手権入りを獲得した選手は、ラスベガスの地を目指してRCのメッカ「相模湖ピクニックランド」にて戦うこととなります。みなさまのご活躍を応援致します。
なお、本レースを開催するにあたり、模型のカブース様に多大なるご協力を頂きました。この場をお借りいたしまして、お礼を申上げます。ありがとうございました。

エイチ・ピー・アイ・ジャパン

舞台となった嵐山・高雄パークウェイサーキット。
最高の自然環境を持つサーキットです。
出走を待つGPカー。本大会で使用率の高かったエスクードとダッジストラトスです。 コントロールタイヤとして支給されたADVAN A038 33R。
コントロールフュ-エルも受付にて管理されました。 車検中です。お好みはどちらでしょう?
迫力ある京都府の乾選手のサリーン。注目の的でした。 GPカーの激しいバトル。
日陰で楽しく観戦です。仲間同士での参加が多く見られました。 デモ走行中のスーパーRS4。迫力あるボディーと運転のしやすさで好評でした。
PRO2でダブルエントリーの愛知県の服部選手。真剣な目が印象的でした。 運営協力をしてくれた京都の「模型のカブース」さんです。一日お疲れ様でした。
タート直後の混戦。明暗を分けた一瞬です。 決勝レースのスターティンググリッド。
GPのレースが始まればピットクルーも真剣です。 用意された豪華な景品の数々。