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NATS 2006年1月22-23日の2日間、オーストラリアのシドニーから100kmほど南にあるWOLLONGONGで、夏の祭典「SUMMER NATS」が開催されました。SUMMER NATSは、冬に開催されるWINTER CHAMPSの夏バージョン。南半球に位置するオーストラリアでは、日本と違い、1月は真夏。歴史ある大会だけに、オーストラリアの各地からドライバーが集まりました。舞台となったのは、オーストラリアの観光地であるビーチからわずか5分ほどの所にあるFAIRY MEADOW。数Kmに渡り広がるビーチ、レースを兼ねて家族で海水浴を楽しんでいた参加者も多くいたようです。FAIRY MEADOWは、HPI WINTER CHAMPSでも使用されたサーキットで、正方形のスペースに設営されたコースが、とてもユニークです。その反面、息つく間も無い連続コーナーは、ドライバーのテクニック、マシンの性能が問われる過酷なサーキットでもあります。 既にHPI WINTER CHAMPS 2005では、TEAM HB/HPIの原篤志選手とスリカーン選手がサイクロンで参戦を表明。しかしながらレースは惜しくも雨天となってしまったため、ワークスドライバー仕様のサイクロンのお披露目は延期となっていました。そして今回HPIから参戦したのはTEAM HB/HPIの吉岡大輔選手!レースでの追い込み時に見せる果敢なドライビングスタイルは、見る者を魅了します。対するのはオーストラリア国中から集まった最速のドライバー達。先のHOBBY DIRECT/RACING LINES INTERNATIONALでも速さを見せつけたTEAM ASSOCIATEDのANDREW ABBOT選手を初め現地で活躍するTEAM X-RAYメンバーも参戦し、練習走行の時からハイレベルなレースを予感させていました 今回のレースで注目されたドライバーは、先のオーストラリアNATIONALレースでEPツーリング、GPツーリングのダブル優勝を果たし、現在オーストラリア最速の称号を持つHPI NATIONAL DRIVER、SIMON NICHOLSON選手!初の国際大会となったFEMCAでも上位入賞を果たした若干18歳の新鋭ドライバーです。今年のISTC世界選手権での活躍も大いに期待しているドライバーです。 EPツーリングに先駆け、前日の土曜日には、GPクラスが開催されました。予選から圧倒的な速さを見せつけて、決勝でも前を譲ることなく優勝したのがSIMON NICHOLSON選手!翌日開催のEPツーリングレースへの弾みとしては、最高のレースとなりました。 日曜日の早朝から、選手のテントで一杯になりました。当日の予想気温は35度以上。気温の上昇と共に、グリップの低下、モーターへの負担は大きくなります。まずはSTOCK CLASSの予選が開始されました。そして多くの観客が見守る中、EPツーリングMODIFIED CLASSもスタートを切りました。MODIFIED CLASSで予選1回目、トップに立ったのは、唯一24周をラップした吉岡大輔選手!ANDREW ABBOT選手、SIMON NICHOLSON選手は5分を走りきることなく、予選1回目を終えました。 予選2回目に入るとSIMON NICHOLSON選手もミス無く5分を走り切りタイムを更新します。予選3回目に入るとANDREW ABBOT選手も灼熱の太陽にさらされた路面にもかかわらずタイムを更新します。全予選を終了した結果、予選1回目のタイムを守りきった吉岡大輔選手がTQ!2番手にはSIMON NICHOLSON選手、そして3番手にはANDREW ABBOT選手が入りました。その背後には3番手のANDREW ABBOT選手に0.5秒差までタイムを詰めたトップドライバーADAM LINNAN選手、DARRIN CAMPBELL選手がグリッドにつき、決勝での巻き返しに期待がかかります。 27TによるSTOCK CLASSでは、予選TQのLUC BOTTON選手が、決勝ラウンド2、ラウンド3を続けてトップゴールし、逆転優勝を飾りました。 いよいよ注目のMODIFIED CLASS決勝ラウンドのスタートです。ラウンド1ではスタートと同時にトップを快走するかと思われた吉岡選手でしたが、1周をクリアすること無くモーター破損によりリタイヤ!このラウンドで激しいトップ争いを見せてくれたのは、SIMON NICHOLSON選手とDARRIN CAMPBELL選手。暑さが一段と増したこのラウンドを制したのは、DARRIN CAMPBELL選手!決勝ラウンド2に入ると、スタートから吉岡選手とSIMON NICHOLSON選手の一騎打ちの様相。既に7T、8Tのモーターを全て使用してしまい手持ちの無くなった吉岡選手は、9Tでレースに挑んでいました。執拗にせまるSIMON NICHOLSON選手を後ろに見ながらのレース展開となりましたが、吉岡選手は、高速コーナーでヒットし、一気に順位を落とします。ラウンド2を制したのはSIMON NICHOLSON選手!そして2番手には今大会の台風の目ともなっているDARRIN CAMPBELL選手。同ポイントで並んだSIMON NICHOLSON選手とDARRIN CAMPBELL選手の戦いの決着は、ラウンド3に持ち越しとなりました。 ラウンド3のスタートで混乱から抜け出したのは吉岡選手とSIMON NICHOLSON選手。吉岡選手はTQの有利を生かし、完璧なブロックラインで周回を重ねます。その背後には、SIMON NICHOLSON選手が車間を開けることなく、チャンスを伺います。2台のサイクロンは5分間を圧倒的なスピードで周回を重ねていきました。残り30秒で、SIMON NICHOLSON選手がパワーダウンしたこともあり吉岡選手がトップをあけわたすことなくトップでゴールを通過しました。
総合で優勝したのはSIMON NICHOLSON選手!そして、2番手、3番手にはそれぞれDARRIN CAMPBELL選手、ANDREW ABBOT選手が入りました。吉岡選手は、5番手で初のオーストラリアでのレースを終えました。 ハイレベル化するオーストラリアでのツーリングカーシーン。HBサイクロンを持って、HBサイクロンに敗れた結果となったレースでもありました。レースに敗れたとは言え、オーストラリアで活躍する多くのHPI/HBユーザーと交流することができ、大変有意義な参戦となりました。RACING LINES誌の「RACING with JOSH」でお馴染みのJOSH選手も健闘を見せてくれました。奮闘記が楽しみです。 オーストラリア訪問の際には、多くの方にサポートを頂き、大変感謝しています。雄大なオーストラリアを存分に満喫することができました。次回の再会を楽しみにしています。
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