<予選>
8月5日、静岡県の富士スピードウェイにおいて、スーパー耐久シリーズ2006第4戦の公式予選が行われた。今回は44台(STクラス2は13台。うちインプレッサは5台)が参加するなど盛況だ。夏休みとあって家族連れの多くのファンがサーキットを訪れた。サーキットは朝から真夏の太陽が照りつけ、気温も午前中に早くも30℃をオーバーする暑さだ。グリッド予選は、14時35分にスタートした。最初のセッションの20分間はSTクラス1/2/Sの専有走行枠だが、#2インプレッサは、フロントにミディアムハード、リヤにハードコンパウンドのタイヤを装着して待機した。しかし予選スタートの時点で気温は34℃、路面温度は55℃と高いため、あえてタイムアタックはせず。このセッションでタイムを計測したSTクラス2の車両は約半分の6台だけだった。
15時15分からの20分間が全車が走行できる最後の走行枠で気温は34℃で変わりはなかったが、路面温度が48℃と少し下がった。セッション中盤でインプレッサはコースインした。そして少しでもいいコンディションを求めて各車も次々にコースイン。コースは混雑状態となった。#2インプレッサの吉田が1分50秒101でまずクラストップに立つ。しかし直後に#11ランサーが1分50秒282で2位につける。僅差だ。吉田は翌周のダンロップコーナーで他車両にひっかかりながらも1分50秒047へさらにタイムアップしてトップを守った。#11ランサーは1分50秒108へタイムアップするがけっきょく順位は変わらず。#2インプレッサは、昨年の最終戦以来、4戦ぶりのクラスポールを獲得。なお今回のレースは、吉田、小泉に加え第三ドライバーに松田晃司選手を起用している。
吉田寿博
「クラスポールは素直にうれしい。エンジンが冷えてる1周目にアタックしたかったんですが、100Rでリヤタイヤが温まっていなくてバランスを崩してコースアウトをしそうになりました。だから2周目は集中。松田がコース脇から無線でアシストをしてくれたので、混雑した中でもタイミング良くアタックができましたが、ダンロップコーナーで1台に引っかかるとは僕も松田も想定外。明日は今季初優勝を決めたいです」
<決勝>
決勝レースでは、ライバルのランサー勢は3回のピット作業が予想されるが、燃費に勝るインプレッサは2回のピット作業を予定。3名のドライバーをそろえているため、ドライバーひとりが1スティントを担当するという作戦だ。
決勝当日はまさに真夏の快晴となり、決勝スタート前には気温36℃、路面温度は51℃にまで達した。13時50分、4時間の決勝レースがスタート。クラスポールの#2インプレッサは吉田だ。
#2インプレッサの吉田は3周目に#11ランサーを先行させ2位に。#2インプレッサもペースが思うように上がらず、20周目には#13ランサーにかわされ3位へポジションダウンしてしまった。
レースが1時間を経過して34周目に2位の#13ランサーがルーティーンピットイン。その直後の36周目、予想以上に路面温度が上昇したことによりタイヤのグリップが低下し、ラップタイムが落ちた#2インプレッサの吉田が予定より早くピットインを行った。フロントタイヤ2本を交換してドライバーも松田に交代して10位でコースへ戻っていった。
39周目、クラストップの#11ランサーが早めのピットイン。左フロントのサスペンションが破損しているのでこれを交換するのに6分を要し、大きくポジションダウンした。45周目のSTクラス2の全車両が1回目のピットインを済ませた時点で、トップは#2インプレッサの松田。これに#13ランサー、#20ランサーが続く。レース開始2時間の折り返し点を過ぎた72周目、トップを守っていた#2インプレッサの松田がピットインして小泉に交代。ここでタイヤを4本交換し、小泉は4位でコースに復帰した。
79周目、小泉は#13ランサーにかわされポジションをひとつ落としたが、この周に#123インプレッサがピットインしたために4位で変化はなし。
90周でクラス2位の#59インプレッサがピットインをすると#2インプレッサは2位に復帰。しかし、#2インプレッサは3回目のピットインを余儀なくされ、ドライバーは吉田に交代。タイヤはフロントの2本のみを交換した。これで#2インプレッサは3位に。終盤の103周目にクラストップの#13ランサーが3回目のピット作業をする間に#20ランサーがトップに立ち、このままの順位でチェッカーフラッグとなった。#2インプレッサは3位(総合7位)となった。
小泉和寛
「今日のレースは前回の十勝同様、シリーズを考えると勝っておきたいレースでしたが残念ながら3位でした。しかし、タイヤのパフォーマンスが予定よりも落ちてしまった事を考えればベストのリザルトだと思います。なんとなく流れを掴みきれていないのですが、戦闘力は確実に上がっているのでまず1勝を狙っていきます。皆さんの応援の声は僕らの勇気。サーキットに来て応援して下さっている方達や、メディアをご覧になって応援してくださっている方達の声はいつもありがたく思っています。楽しく、勝利を目指し頑張っていきますので変わらぬ応援お願いいたします!
吉田寿博
「予想以上に路面温度が上がってタイヤが苦しい状況だったのですが、表彰台に立ててよかったです。エンジンもブレーキも問題なし。松田もいい仕事をしてくれました。たくさんのファンが応援に来てくれたのに勝てなかったのは残念です」
松田晃司
「序盤の悪い流れを引き寄せて表彰台を獲得できたのは、チームの総合力によるもの。今回なぜこのような状況になったのかを分析していくのは大変な仕事だと思いますが、このチームはモチベーションも高いのできっと大丈夫でしょう。また機会があればインプレッサに乗りたいですね」
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