チームプロフィール / レースレポート
[ 2004 | 2005 | 2006 ]

Super Taikyu Series 2006 第7戦 もてぎスーパー耐久300マイル

予選総合2位、クラストップになるも、決勝ではクラス2位に

<予選>
11月11日、栃木県のツインリンクもてぎでスーパー耐久シリーズ第7戦(最終戦)の公式予選が行われた。
合計45台(STクラス2は14台)が参加して、午前中の弱い雨の中でドライバーズ予選が行われた。
気温は13℃、コースはウェットコンディションで路面温度は14℃。途中から雨は上ったものの、ウェット路面に変化はなく、コースアウトする車両が相次いだ。
決勝グリッドを決めるグリッド予選は、弱い雨の降り続く13時45分に開始された。気温は15℃、路面温度は16℃と朝から大きく変わってはいない。20分間のST1/2の専有走行枠では、ほぼ全車がコースインした。しかし開始3分、5コーナー先のアンダーブリッジで1台のポルシェがクラッシュ。これを排除するために赤旗が掲出されセッションはストップ。10分後に予選は再開された。
#2インプレッサは小泉がアタックに出た。予選時間中盤に#2インプレッサの小泉が2分13秒448でトップに。しかしその2分後に同じダンロップタイヤユーザーである#6ランサーが2分12秒213でトップを奪った。#2インプレッサはアタックを続けて、残り6分というところで2分11秒877で再びトップに。しかし直後に#6ランサーが2分11秒538で逆転と、トップが目まぐるしく変わっていった。ST3/4/Sの専有走行枠では、メインストレートにオイルを撒いた車両があり、このオイル除去のために53分の赤旗中断となった。予定より約1時間遅れの14時28分に、20分間の混走予選が始まった。雨は弱く降り続いているが、コースの雨の量は若干減った印象だ。ほぼ全車がコースインしたこともあり、コースは大混雑になった。 このセッション中盤、#2インプレッサの吉田が2分10秒509を出してクラス2位、総合3位に浮上。吉田は一旦クールダウンしてセッション終盤に再びアタックをかけた。雨はほぼ上がっている。コースが大混雑する中、途中までトップタイムで周回していた吉田だったが、セカンドアンダーブリッジの最終コーナーへのアプローチでインテグラに引っかかってしまったが、それでも2分9秒913へタイムアップ! 総合トップのポルシェの2分9秒885にはわずかに0.028秒届かず、史上2回目の総合ポールは撮り損ねたが、堂々フロントローを獲得した。

吉田寿博 選手
「コース上は走ってる台数がすごく多くて、クリアラップは取れなかった。コースのコンディションも1コーナーはやっぱり滑っていたので、ラインをインにずらしての走りになりました。最初に(小泉が)いいポジションを取ってくれたのですが、少しでも前を狙おうということで混走枠でアタックをしました。コンディション
は良くなかったのですが、タイヤもクルマのバランスも良くて、満足できる結果になりました」

<決勝>
決勝日は前日の雨もすっかり上がり青空が広がった。しかし強い風が吹き、決勝スタート時点で、気温14℃、路面温度18℃と日なたは暖かいものの日陰では寒い気候である。
スタートドライバーは#2インプレッサが吉田。予定では100周レースを3等分して最初のピット作業ではドライバーはそのままでフロントタイヤのみを交換、2回目のピット作業ではドライバー交代してフロントタイヤのみを交換することにしている。
決勝レースのスタートが切られると、前日のウェット路面からドライ路面に変わったことで、序盤からパワーに勝るポルシェがインプレッサの後方から迫る。吉田は細心の注意を払いながら序盤の混乱を回避していったが、ライバル勢の猛追を受けることになった。
6周目の90度コーナーで吉田は#11ランサーにかわされ2位へ。さらに#13ランサーが吉田に迫ってくる。
20周目、クラストップの#11ランサーが他車両に追突されV字で激しくクラッシュ。この周回で#13ランサーがトップに立ち、これを#2インプレッサが追う展開となった。しかし20周を過ぎたころから#2インプレッサのタイヤのグリップが急激に低下していった。このため予定より早い28周目にピットインして給油。そしてフロントタイヤをミディアムソフトからミディアムへ交換して9位でコースへ復帰した。
38周で上位陣が1回目のピット作業をすべて終わると、クラス2のオーダーは#2インプレッサ、#13ランサー、#22インプレッサという順になった。50周を過ぎた時点ではクラストップの#2インプレッサと#22インプレッサの差は2秒ほどで、その約5秒後方に#13ランサーが追い上げてきた。
63周目に#22インプレッサが2回目のピットインでドライバー交代。65周目に2位の#13ランサーがピットインを済ませ、翌周に#2インプレッサがピットイン。こちらも小泉に交代して給油、フロントタイヤをさらに硬めのミディアムハードに交換して2位でコースに復帰。翌周にトップにいた#20ランサーがピットインをしたことで、#2インプレッサが再びトップ、#22インプレッサが2位となった。
69周目、思うようにペースの上がらない#22インプレッサは、#13ランサーにかわされ3位へドロップ。クラストップを守って走行していた#2インプレッサだったが、しだいに#13ランサーの接近を許し、76周目にぴたりと背後に付かれ77周目のダウンヒルストレート で逆転されてしまった。その後も2台の差は周回ごとに1〜2秒離れて行き、そのままの順位でチェッカー。2000年以来6年ぶりにシーズンの優勝を逃すことになった。

吉田寿博 選手
「最初のスティントは予想より早くタイヤがたれてきて、(コーナリングで)フロントが入らなくなってしまったし、ブレーキも利かなくなった。リヤタイヤは無交換だったので、ピットインのたびにフロントを硬め硬めと交換していったけどバランスは改善しなかった。悔しいです。

小泉 和寛 選手
「最終戦まで1勝も上げれていませんでしたので、なんとしても1勝と思っていました。
タイヤのパフォーマンスを発揮しきれなく、今回もズルズルとペースが鈍ってしまい、トップを奪取されましたが、最終ラップまで目一杯走りました。しかし、何も起こらなかった。 結局、1度も勝てないままシーズンが終わりました。
この悔しさは忘れません。 ただ、今年のシリーズは2位。逆に考えればその中でシリーズを諦めなくやり遂げた結果と
考えれば、誇れる結果だと思います。致命的なトラブルもなく車を仕上げてくれたチーム、いつも全力を出していたドライバー。協力をして頂いているスポンサーの皆様方、いつも信じて応援していただいているみんながドラマのキャストです。僕のパートでは、走り始めて早い時点でタイヤのグリップダウンが始まり、次にブレーキトラブルも抱えていました。悟られないように走らせていたのですが、かなり深刻な状態だったので、ゴールまでヒヤヒヤしていました。
最後まで走りきれたのは、運があったのだと思いいます。
シーズンは終わりましたが、必ず復調した強い僕らで戻ってきます。 今年一年、多大なる応援を有難うございました。  

 

スーパー耐久オフィシャルページ
FUJITSUBO
PROVA RACING DIVISION



















Super Taikyu Series 2006 第6戦 スポーツランド菅生

FUJITSUBO hpi IMPREZAが2位表彰台を獲得
小泉和寛選手のコメント
「はまってしまった穴からようやく脱出できたようです。今回のマシンのパフォーマンスは十分に 戦闘力がありました。結果としては2位であった以上満足はしていませんが、まずまずの感触でした。この2戦、パフォーマンス不足のため本当にハードワークをしいられたのですが、ドライバーとしてもそうですがスタッフ、HPIを応援してくださっている皆様にちょっとホッとして頂けたと思います。
作戦的には、フルプッシュの指示だけでチームもドライバーに預けてくれたレース。それだけに思いっきり攻めていきました。この何戦かでつまずいてしまっていた部分を解析し、対策してくださったそれぞれのエンジニア達は本当に頑張ってくれたのだと思います。今年も残りはあと1戦。狙うは優勝のみです。調子が戻ったインプレッサで、全力で戦いますので応援宜しくお願いいたします。

 

スーパー耐久オフィシャルページ
FUJITSUBO
PROVA RACING DIVISION





















Super Taikyu Series 2006 第5戦 Okayama 400Km Race  

タイヤに苦しみ、FUJITSUBO hpi IMPREZAは4位入賞

<予選> 
9月2〜3日、岡山国際サーキットにおいて、スーパー耐久シリーズ2006第5戦「スーパー耐久岡山400kmレース」が開催された。今回は39台(STクラス2は10台。うちインプレッサは3台)が参加している。
9月2日は朝から晴天に恵まれ、ドライバーズ予選が始まる9時過ぎには、気温も27℃まで上がっていた。グリッド予選は38台(STクラス2は9台)が出走して13時30分にスタート。気温は28℃と朝からそう上昇はしていないが、照り返しが強く、路面温度は44℃と10℃以上も上がっていた。最初の20分間はSTクラス1/2/Sの専有走行枠。セッション序盤の方がコンディションがよいと判断したチームは、この枠の終盤にインプレッサをコースインさせた。#2インプレッサの吉田はまず1分39秒929で#22インプレッサに続いて2位につけた。最終予選は14時10分からの20分間行われた。気温も路面温度も大きな変化はない。開始6分で#13ランサーが1分39秒427とインプレッサのタイムを更新。さらに中盤に#11ランサーが1分38秒051のコースレコードをマークして逆転トップに立った。セッション終盤、インプレッサはコースインして逆転を狙ったが、終了のチェッカー目前に#2インプレッサは1分39秒599へタイムアップしたがランサーに及ばず3位に終わった。

吉田寿博 選手
「例年岡山のレースは荒れてサバイバルレースになりますが、明日も暑いレースになると思います。しっかり生き残ってひとつでも多くのポイントを獲りたい。チーム全員の力を合わせて優勝を勝ち取りたいと思いますので、応援をよろしくお願いします」

<決勝>
日曜日の朝こそ涼しい風が吹いた岡山サーキットだが、午前中から残暑が厳しくなり、決勝スタート前には気温32℃、路面温度49℃と土曜日よりsらに高くなった。特にピットロードやコースの照り返しが強く、車両、タイヤ、ドライバーにも厳しいレースになりそうだった。 13時10分に400km・109周の決勝レースのスタートが切られた。ドライバーは予選クラス3位ポジションから吉田ステアリングを握る。なおスタート時に履いているタイヤは、#2インプレッサはミディアムソフト。昨年までは400kmレースの場合、燃費走行によりピット作業は1回だけで済ませられたが、今年は規定により2回のピットインが義務付けられているため、臨機応変な作戦が可能となる。レースのスタートか切られると、#2インプレッサの吉田はクラス3位のポジションをキープして走行。しかし20周にも届かないうちからタイヤの消耗が激しくなっていたが、吉田はラップタイムが落ちてからも我慢の走りを続けていた。そして予定より数周早い32周でついにピットイン。ドライバーはそのままで、フロントタイヤのみをミディアムコンパウンドに交換して7位でピットアウトした。吉田は徐々にポジションを回復し、他の車両が1回目のルーティーンピットワークを始めると、51周目にはクラス3位となった。しかし吉田はまたもやタイムが落ち始め、61周目に2回目のピットイン。ここで小泉に交代しハードコンパウンドのタイヤ4本に交換、クラス4位でコースへ戻った。予定ではこれで最後まで走りきる。ところがタイヤを交換して20周ほどでラップタイムが大幅にダウン。85周目に3回目のピットインを余儀なくされ、フロントタイヤを交換。しかしこのピットインは順位には関係なく、クラス4位のままでフィニッシュを迎えることになった。

スーパー耐久オフィシャルページ
FUJITSUBO
PROVA RACING DIVISION




















Super Taikyu Series 2006 第4戦 Super TEC 

<予選>

8月5日、静岡県の富士スピードウェイにおいて、スーパー耐久シリーズ2006第4戦の公式予選が行われた。今回は44台(STクラス2は13台。うちインプレッサは5台)が参加するなど盛況だ。夏休みとあって家族連れの多くのファンがサーキットを訪れた。サーキットは朝から真夏の太陽が照りつけ、気温も午前中に早くも30℃をオーバーする暑さだ。グリッド予選は、14時35分にスタートした。最初のセッションの20分間はSTクラス1/2/Sの専有走行枠だが、#2インプレッサは、フロントにミディアムハード、リヤにハードコンパウンドのタイヤを装着して待機した。しかし予選スタートの時点で気温は34℃、路面温度は55℃と高いため、あえてタイムアタックはせず。このセッションでタイムを計測したSTクラス2の車両は約半分の6台だけだった。
15時15分からの20分間が全車が走行できる最後の走行枠で気温は34℃で変わりはなかったが、路面温度が48℃と少し下がった。セッション中盤でインプレッサはコースインした。そして少しでもいいコンディションを求めて各車も次々にコースイン。コースは混雑状態となった。#2インプレッサの吉田が1分50秒101でまずクラストップに立つ。しかし直後に#11ランサーが1分50秒282で2位につける。僅差だ。吉田は翌周のダンロップコーナーで他車両にひっかかりながらも1分50秒047へさらにタイムアップしてトップを守った。#11ランサーは1分50秒108へタイムアップするがけっきょく順位は変わらず。#2インプレッサは、昨年の最終戦以来、4戦ぶりのクラスポールを獲得。なお今回のレースは、吉田、小泉に加え第三ドライバーに松田晃司選手を起用している。

吉田寿博
「クラスポールは素直にうれしい。エンジンが冷えてる1周目にアタックしたかったんですが、100Rでリヤタイヤが温まっていなくてバランスを崩してコースアウトをしそうになりました。だから2周目は集中。松田がコース脇から無線でアシストをしてくれたので、混雑した中でもタイミング良くアタックができましたが、ダンロップコーナーで1台に引っかかるとは僕も松田も想定外。明日は今季初優勝を決めたいです」

<決勝>
決勝レースでは、ライバルのランサー勢は3回のピット作業が予想されるが、燃費に勝るインプレッサは2回のピット作業を予定。3名のドライバーをそろえているため、ドライバーひとりが1スティントを担当するという作戦だ。
決勝当日はまさに真夏の快晴となり、決勝スタート前には気温36℃、路面温度は51℃にまで達した。13時50分、4時間の決勝レースがスタート。クラスポールの#2インプレッサは吉田だ。
#2インプレッサの吉田は3周目に#11ランサーを先行させ2位に。#2インプレッサもペースが思うように上がらず、20周目には#13ランサーにかわされ3位へポジションダウンしてしまった。
レースが1時間を経過して34周目に2位の#13ランサーがルーティーンピットイン。その直後の36周目、予想以上に路面温度が上昇したことによりタイヤのグリップが低下し、ラップタイムが落ちた#2インプレッサの吉田が予定より早くピットインを行った。フロントタイヤ2本を交換してドライバーも松田に交代して10位でコースへ戻っていった。
39周目、クラストップの#11ランサーが早めのピットイン。左フロントのサスペンションが破損しているのでこれを交換するのに6分を要し、大きくポジションダウンした。45周目のSTクラス2の全車両が1回目のピットインを済ませた時点で、トップは#2インプレッサの松田。これに#13ランサー、#20ランサーが続く。レース開始2時間の折り返し点を過ぎた72周目、トップを守っていた#2インプレッサの松田がピットインして小泉に交代。ここでタイヤを4本交換し、小泉は4位でコースに復帰した。
 79周目、小泉は#13ランサーにかわされポジションをひとつ落としたが、この周に#123インプレッサがピットインしたために4位で変化はなし。
 90周でクラス2位の#59インプレッサがピットインをすると#2インプレッサは2位に復帰。しかし、#2インプレッサは3回目のピットインを余儀なくされ、ドライバーは吉田に交代。タイヤはフロントの2本のみを交換した。これで#2インプレッサは3位に。終盤の103周目にクラストップの#13ランサーが3回目のピット作業をする間に#20ランサーがトップに立ち、このままの順位でチェッカーフラッグとなった。#2インプレッサは3位(総合7位)となった。

小泉和寛
「今日のレースは前回の十勝同様、シリーズを考えると勝っておきたいレースでしたが残念ながら3位でした。しかし、タイヤのパフォーマンスが予定よりも落ちてしまった事を考えればベストのリザルトだと思います。なんとなく流れを掴みきれていないのですが、戦闘力は確実に上がっているのでまず1勝を狙っていきます。皆さんの応援の声は僕らの勇気。サーキットに来て応援して下さっている方達や、メディアをご覧になって応援してくださっている方達の声はいつもありがたく思っています。楽しく、勝利を目指し頑張っていきますので変わらぬ応援お願いいたします!

吉田寿博
「予想以上に路面温度が上がってタイヤが苦しい状況だったのですが、表彰台に立ててよかったです。エンジンもブレーキも問題なし。松田もいい仕事をしてくれました。たくさんのファンが応援に来てくれたのに勝てなかったのは残念です」

松田晃司
「序盤の悪い流れを引き寄せて表彰台を獲得できたのは、チームの総合力によるもの。今回なぜこのような状況になったのかを分析していくのは大変な仕事だと思いますが、このチームはモチベーションも高いのできっと大丈夫でしょう。また機会があればインプレッサに乗りたいですね」

スーパー耐久オフィシャルページ
FUJITSUBO
PROVA RACING DIVISION



















Super Taikyu Series 2006 第3戦 十勝24時間レース  

スーパー耐久シリーズ2006第3戦、シリーズ最長の24時間レースは、33台(ST2クラス9台)が参加して行われた。
十勝24時間レースは今年も予選は行われず、各クラスの第2戦までのシリーズポイント順でグリッドが決定する。
#2インプレッサはクラス2位で7番グリッドとなる。

今回から我々のインプレッサは、曙ブレーキと共同開発した大容量のフロント=6ポット、リヤ=4ポットのブレーキシステムを装備。さらに純正タンクと同じ場所に装着する低重心化された燃料タンクに交換して臨んでいる。
現地は15日午後に激しい雨が降り、その後は温が下がり、気温20℃前後と比較的涼しい中でレースが行われた。
7月16日の15時ちょうどに決勝レースのスタートが切られた。

#2インプレッサは吉田スタートを担当した。
ランサーより燃費に勝るインプレッサは、ライバルである#11ランサーよりピット作業回数が3回ほど少なくて済むという計算だった。このためランサーは速いペースで走行をしなければならないわけである。
ところが#11ランサーは序盤からペースを抑えて走行。後ろからプレッシャーをかけた#2インプレッサが序盤にあっさりとクラストップを奪い取った。

#2インプレッサは吉田→小泉→松田→脇坂というドライバーのローテーションで周回を重ねていった。特に#11ランサーと#2インプレッサはピットインのタイミングで順序を入れ替え、また随時同一周回でテールtoノーズのバトルを演じてファンの視線を釘付けにした。実はインプレッサは新しい燃料タンクの最後の燃料吸い込みが悪く、燃費がよいメリットがほとんど生かされなかったのである。
折り返し点である夜中の3時より手前、#11ランサーがブレーキキャリパーを交換。予定されていた作業であるが、思ったよりも交換時期が早い。もちろnこれで#2インプレッサのリードは少し大きくなった。
すっかり夜が明けても#2インプレッサと#11ランサーの2台はほぼ同一周回上にあり、後半勝負となりそうな気配に見えた。

しかし#2インプレッサは朝9時のピットインで、ブレーキローターにクラックが見つかり予定外の交換を行った。この作業は迅速に行われ、大きなタイムロスとはならなかったが、次の10時半過ぎのピット作業時にブレーキをチェックしたところ、左フロントからブレーキフルードの漏れが発見され、この修復にブレーキ液の補充やエア抜きのおために5分以上を要しポジションを3位に下げることになった。
これでトップは#11ランサーで、1.5周遅れて#22インプレッサ。#2インプレッサは逆転が難しくなってしまった。
けっきょくそのままの順位で15時のチェッカー旗を迎えた。残念ながらイベント3年連続優勝を逃し#2インプレッサが3位ととなった。

小泉和寛
「チームの努力でクルマは速くなりました。ブレーキのトラブルは残念ですが、これは攻めた結果。次につながると思います。シリーズポイント的には応援してくださったファンの皆さんには『ごめんなさい』ですが、チームはずっと表彰台を獲得しているし、2台とも表彰台でチームの優秀さは理解してもらえたと思います。でも優勝したかったですね」

 

スーパー耐久オフィシャルページ
FUJITSUBO
PROVA RACING DIVISION














Super Taikyu Series 2006 第2戦 スーパー耐久・鈴鹿300マイル  
ランサーを追走するもFUJITSUBO hpi IMPREZAは2位表彰台

<公式予選>
5月20日、鈴鹿サーキットにおいて、スーパー耐久シリーズ2006第2戦の公式予選が行われた。今回は43台がエントリーしたが、2台が出走を取り消し計41台(STクラス2は12台)が参加している。前日は終日雨天で、3回行われたスポーツ走行では、#2インプレッサが総合2位のタイムをマークするなど、ダンロップタイヤのレイン性能をみせつけた。予選日の朝は雨は上がっていたもののコースはセミウェット。10時10分から30分行われたドライバー予選は、終盤の5分に降雨となったが、ドライバーは基準タイムをクリアした。
13時40分に始まったグリッド予選は、晴れ/ドライのコンディションとなった。最初の20分がSTクラス1/2/Sの専有走行枠となる。#2インプレッサは、3種類あるタイヤのコンパウンドの中からミディアムを選択。しかしセッション中盤にコースインした#2インプレッサの吉田はデグナーカーブ1個目でスピン。そのためタイムアタックには入らずピットインに戻り、最終予選に集中することにした。15時10分からの20分間は全車の走行枠。ここで#2インプレッサの吉田が改めてアタックに入り2分15秒755をマークして2位につけた。
一方、#11ランサーはコースレコードとなる2分14秒159を叩き出して文句なしのトップに立っている。

<吉田 寿博 選手>
「アウトラップでタイヤを暖めようとしていてスピンしてしまいましたが、タイヤは全く問題ありませんでした。正直ランサーの2分14秒台は出なかったと思いますが、決勝での安定感はインプレッサの方が勝っていると思います。何としてでも勝ちたいです」

<決勝>
決勝レースは、5月21日、五月晴れの鈴鹿サーキットで開催された。
よく晴れたこの日は、決勝スタート前には気温27℃、路面温度は37℃に達した。
13時35分、300マイル(約480km)、82周の決勝レースがスタートした。予選クラス2位の#2インプレッサは小泉がスタートを担当した。
小泉はレース序盤の混乱の中で後続に追突され、マフラーのサイレンサーの手前がつぶれるという思わぬ事態になり、ペースが思うように上がらない。少しずつポジションも落とし、6位までダウンした。そして小泉は27周目に7位でピットイン。ドライバーは吉田に交代し、タイヤはミディアムのまま4本を交換した。
#2インプレッサの吉田は、9位でコースに戻ると、下のクラスの車両を1台ずつ抜きながら毎周のように総合のポジションを上げ、36周目にはクラス5位、40周目には3位にまで浮上。そして規則により51周目に2回目のピットインを行った。路面温度は40℃近くまで上がっていたこともあり、ここでハードコンパウンドのタイヤに交換した。
インプレッサの吉田は、他の車両が2回目のピットインを行っている間にポジションを上げて、ついに60周目には表彰台圏内となる3位へ。さらに翌周には2位へアップして、終盤の荒れた路面にも万全の注意を払ってゴールを迎えた2クラストップの座は終始安定した走りを見せた#11ランサーのものとなった。

<吉田 寿博 選手>
「終盤はコースが荒れていて、非常に気を使いました。アクシデントでマフラーがつぶれたこともあってエンジンパワーはいまひとつでしたが、チームの総合力で表彰台目指した結果2位になれましたし、結果はまあ良かったなと思います。次は十勝24時間。去年もここで優勝して流れを変えたので、期待しています」

スーパー耐久オフィシャルページ
FUJITSUBO
PROVA RACING DIVISION






































Super Taikyu Series 2006 第1戦 仙台ハイランド
FUJITSUBO hpi IMPREZA、ミッショントラブル発生も4位入賞


4月22日、仙台ハイランドレースウェイにおいて、スーパー耐久シリーズ2006第1戦が開幕し、22日に公式予選が行われた。前日は時おり雨が落ちる冷たい一日だったが、この日は朝から晴天に恵まれた。ただときおり山の方角から冷たい風が強く吹いた。
今年、S耐はいくつかルールが改正されている。まず燃料タンクが一律95リットル(従来の2クラスは120L)に小型化され、決勝中のピットインが2回義務付けられることになったのだ。またレインタイヤのタイヤパターンは1種類に制限された。これまでは雨の状態により浅溝、深溝を選択できたがそれが不可能になったわけである。インプレッサはランサーより燃費が良く、レースによっては1回のピット作業で済んでいたが、今回の規則変更でインプレッサの燃費メリットはなくなってしまった。
#2FUJITSUBOインプレッサは2006シーズンも吉田/小泉のコンビでレースに臨む。
レースウィークの木曜日、雨の中シェイクダウンを行っていた#2インプレッサが、ブレーキのトラブルが発生しクラッシュしてしまった。幸いドライバーは無事だったが車両のダメージは大きく、スタッフは御殿場のガレージに戻り、昨年まで使用したボディにパーツを移植するな懸命な作業の結果、車両は予選日の朝にピットガレージに到着した。
今回の開幕戦には35台がエントリーしたが、2台が取り消し計33台(STクラス2は9台)が参加した。12時50分から行われたドライバー予選ではドライバーは難なく基準タイムをクリアした。

<公式予選>
14時40分からいよいよグリッド予選がスタート。最初の20分がSTクラス1/2の専有走行枠である。ライバル勢がソフトタイヤを履く中、インプレッサは決勝レースを考慮してハードタイヤを装着。予選開始後しばらくして#2インプレッサの吉田がコースイン。吉田は1分56秒760でクラス4位につけたが、直後に吉田より速いタイムを出した車両が繰り上がり5位となった。16時20分から最後の予選タイムであるここでライバルの#11ランサーがコースレコードとなる1分53秒745のタイムをマークし、タイムアップできなかったインプレッサはポジションを1つ落とすことになり、結局、4番手からのスタートということになった。

<吉田 寿博 選手>
「去年のこと(最後尾スタート)や、そして木曜日のこと(アクシデント)を考えれば、予選を走れただけでもOK。決勝を見据えたハードタイヤだし、エンジンも去年の最終戦を走ったものだし、このグリッドはまずまず。明日はトラブルなく完走、そして表彰台を目指します。

<決勝>
23日の決勝当日は前日同様の晴天となり、3万1,025人と多くのファンが集まった。
12時53分の決勝スタート時には気温は17℃、路面温度は31℃まで上昇していた。予選クラス6番手からスタートする#2インプレッサは吉田がスタートを担当する。インプレッサはランサーに比べ燃費がよいため、タイヤと相談しながらどの段階で2回のピットを済ませるか、ランサーよりは余裕のある戦略が立てやすい。レースがスタートすると#2インプレッサの吉田は1周目に#123インプレッサを、さらに2周目には#22インプレッサをかわしてクラス3位に浮上して、2位の#20ランサーを追い上げる。しかしレース前の予想より路面温度が上昇していたこともあり、15周目には#123インプレッサに先行され4位をキープ。20周を過ぎたあたりから4台による3位争いが激しくなるが、どの車両もタイヤの磨耗が早く決定的ななかなか差がつかない。
 レースも1/3を経過した30周過ぎからクラス2車両のピットインが始まり、37周目に5位を走行していた#22インプレッサの池田がピットイン。そして#2インプレッサは42周でピットインしてミディアムタイヤに交換して給油を行った。ドライバーは吉田のままで再びコースイン。折り返し点を過ぎた50周目の時点で、クラス2は#11ランサー、#13ランサー、#20ランサー、#22インプレッサ、#2インプレッサの順となっていた。
レースが動いたのは54周目だった。2位の#13ランサーが左フロントを壊してスロー走行しながらピットイン。これで53周目に#22インプレッサをかわした#2インプレッサの吉田が3位に浮上した。
しかし#2インプレッサとミディアムタイヤのマッチングはよくなく、65周で2回目のピットインした際にハードタイヤにチェンジし、給油を済ませドライバーは小泉に交代した。
71周でそれまでクラストップを走っていた#20ランサーがピットインして2位でコース復帰。その14秒後に#2インプレッサ、さらに1秒差で#22インプレッサが続いた。80周目、なかなかタイムが上がらない#2インプレッサを#22インプレッサがかわして3位に。終盤の93周目、突然#2インプレッサの小泉のペースが、それまでの2分0秒台から2分4秒にガクンと落ちた。最終コーナーの手前のストレートで4速ギヤが抜けてしまったのだった。小泉は左手でギヤを4速に押さえつけるが入りづらくなり、3速、そして5速ホールドでその後の周回を続けていった。後方からは5位の#123インプレッサが距離を詰めてきたが、辛くも逃げ切り4位でゴールした。

<小泉 和寛 選手>
「レースも残り10周を切ったぐらい、最後のストレートで3速から4速に入れて加速したとたん4速から弾かれてしまいました。手で押さえていたんですが、やばい感じがしたので3速に入れたり5速ホールドにしたりして何とかゴールできました。完走して4位のポイントを取れたということは、木曜日のクラッシュのことを考えれば上出来ですね」

スーパー耐久オフィシャルページ
FUJITSUBO
PROVA RACING DIVISION